2008年09月04日

フェリージ独自のなめし、ベジタブルタンニンなめし

フェリージの独自の「なめし」について解説します。

フェリージは革製品を扱い、主にバッグや小物類などを手掛けているイタリアのブランドで、熱烈なファンがいます。

フェリージのシンプルな上に遊び心が見え隠れするようなデザインに惹かれている方はかなり多いようです。

人気の秘密は、そのデザイン性だけでなく、使用している素材や機能性の良さもプラスされているといわれています。

フェリージはベジタブルタンニンなめしというものを厳選された革にほどこしたナチュラルレザーを使用していまです。

では、次にこのベジタブルタンニンなめしと言うものについて説明してみましょう。

「なめし」と言うのは、動物の皮などを製品に使用できる革にするために、腐敗防止処理を行うことを指します。なめしを行うときにはなめし用の液を使用します。
現在使われている革製品のほとんどには、このなめし処理が施されているようです。

フェリージで行われている「ベジタブルタンニンなめし」と言うのは、樹木のエキスを使い、植物に含まれているタンニンと革に含まれている成分を結合させ、安定させるものです。

科学薬品を一切使わず、天然のものだけを使用しているのは、フェリージならではのこだわりですが、環境保護という観点でも注目されているようです。

このベジタブルタンニンなめしと言う加工の仕方は、手間がかかったりコストがかかったりすることを考えるとかなりの贅沢な品になってしまいますが、素材そのものを丈夫にしたり、色々な面から見てみたりしてみてもかなりの利点があります。

そんな革を使っているフェリージの製品ですから、とても良質だと言うことがあらためて分かると思います。




Posted by sanuki at 06:37

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フェリージ独自のなめし、ベジタブルタンニンなめし